【気になる噂】8月20日に富士山が噴火する?噴火前の予兆はあるのか?

未来予言書とも呼ばれている、たつき諒さんの漫画「私が見た未来」に、8月20日に富士山が噴火する夢を見たということが書かれており、2021 年8月近々富士山が噴火するのではないかとネットなどで書かれていました。
現在8月20日は過ぎ、これまでに富士山の噴火は起きませんでした。

漫画の中で描かれていたダイアナ妃の早逝や東日本大震災と思われる震災のことなど、過去に見た夢が現実になっているということで有名です。

描かれている富士山の噴火についてはまだ起こっていないこともあり、今後の行く末が気になりますね。

実際、富士山が噴火する日は近いのか、万が一噴火した場合はどうすれば良いのかを調べてみました。

富士山が最後に噴火したのは314年前

富士山が最後に噴火したのは314年前の1707年の宝永の大噴火です。
それ以来、富士山は静かにマグマをため続けています。

噴火が始まる7週間前には宝永地震があり、推定マグニチュード8ともされる大地震で、南海トラフが震源でした。

これから起こるとされる南海トラフ地震と富士山噴火の関連は想定しておいたほうが良さそうですね。。

噴火前の予兆

宝永の大噴火当時の記録に、富士山が噴火する前には予兆があったとされています。

噴火する1ヶ月程前から、山中での地震活動が発生し、前日にはマグニチュード5程度の地震が発生しました。
噴火は数週間続き、農作物への被害や洪水等の土砂災害が発生。

ある日突然噴火するというよりも、地震活動活性化の予兆を経て噴火が起きるというメカニズムですね。

2011年に起きた東日本大震災の後に富士山直下で地震が起きたことは記憶に新しく、富士山がマグマを溜めて息をしていることを感じます。

内閣府が発表している資料に、地震から噴火までの当時の時系列記録が詳細にレポートされています。
参照)内閣府:史料に基づく宝永噴火の前兆と推移

現在の富士山の様子

気になる現在の富士山の様子ですが、東日本大震災後すぐの活性化以降は、地震活動も落ち着き静かな状態です。

気象庁HPにて、富士山の現在の火山性地震の情報を確認することができます。
参照)気象庁:富士山の火山観測データ

もし噴火した場合、灰が都心に到達するのは3時間程後

2021年、17年ぶりに富士山ハザードマップが改訂されました。
参照)内閣府:富士山火山防災マップ

もし富士山が噴火した場合、火山灰が広い地域で降り、神奈川、東京、埼玉、千葉にも灰が積もると予想されています。

宝永の大噴火の際は噴火したその日のうちに江戸にも降灰し被害をもたらしました。
富士山噴火のちに、都心で灰が降り始めるまでは3時間程度とされています。

灰が少しでも積もれば、車は走れなくなり、停電や断水などインフラへの影響も想定されます。
もし宝永噴火並みの大噴火が起きれば、除去が必要な火山灰は東日本大震災で出た災害廃棄物の約10倍にあたると政府は試算しています。

人類が未知なる出来事に対応するために、想定してたいことが想定で終わらないことが続いている昨今、富士山噴火への備えもできることはしっかりしておきたいですね!

噴火の備えについて記事を書いていますので、宜しければこちらもご覧ください。

以上、富士山噴火の噂についてのまとめでした!

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