本多静六は70年以上前に株で財を成し、日本で個人投資家として成功された方です。
勤め人はコツコツお金を貯めて増やすべき、というその投資法は現在にも通じるものがあります。
本多静六の書籍「私の財産告白」に記されている、誰でも実践できるシンプルな投資術についてまとめてみました。
目次
本多静六とは?
本多静六(1866年生まれ、1952年没)は、日本の林学者、造園家です。
日比谷公園など数々の公園設計に関わり、日本の「公園の父」とも言われています。
また、個人投資家として成功した人物としても知られています。
裕福な育ちではなかった若かりし頃にお金に苦労し、働き始めて早いうちよりお金を貯めることに力を注ぎました。
晩年に執筆した「私の財産告白」に、当時の様子やどうやって莫大な財産を築いたかについて記しています。
本田静六が晩年に執筆した書籍
四分の一天引き貯金法
「私の財産告白」に、財産を増やした方法が詳しく書かれています。
そのひとつが、「四分の一天引き貯金法」です。
お金を若いうちから貯めるコツは、頂いた給料のうち四分の一を天引きして貯蓄に回すという方法です。
現在の時代にも通じるもので、サラリーマンの方なら始めやすい貯金法ですね!
強制的に使えるお金が限られれば、それなりの暮らしをする必要があり、勤倹貯蓄となると説いています。
二割利食い、十割益半分手放し
貯めたお金は投資に使います。
本多静六は主に株式投資や土地の売買で富を築きました。
株式投資でお金を増やす方法として、「二割利食い、十割益半分手放し」を実践し、安定的に資産を増やしたと言います。
持っている株が2割値上がりしたら利益確定し、もし10割2倍の価格に値上がりしたら、半分を売るというルールです。
本多静六はこれらルールのもと、三十種類以上の業種から優良株を選んで分散投資を徹底しました。
その結果、多くの財産を築きました。
昔も今も株式投資の基本は分散投資。
分散投資に関する記事
自分の投資ルールを決めて徹底するというのは投資家として成功するための秘訣ですね。
本多静六の言葉は、サラリーマン投資家の胸を打つ金言に溢れています。
本多静六のその他の書籍
以上、本多静六の投資術のご紹介でした!
その他資産運用に関する記事を書いておりますので、よろしければご覧ください。